ダイモンは、同社が開発し米企業の月着陸船で月面へと運ばれた、小型探査車「YAOKI」が撮影した写真データ25枚を無償公開し、誰でも解析できるようにした。解析した画像に指定のハッシュタグをつけて各種SNSに投稿すると、限定製作の「超精密1/10 サイズYAOKI」をプレゼントするキャンペーンも開始。締切は3月31日。
YAOKIを搭載した月着陸船「Nova-C」、通称「Athena」(アシーナ)は既報の通り2月27日(日本時間)に打ち上げられ、翌月7日(同)には月面のクレーター内への軟着陸に成功。横転状態だったため、YAOKIは格納ケース(デプロイヤー)から分離できず、単体での月面走行は断念したが、クレーターの中から25枚の写真を撮影して地球に送信している。
この写真はすべて同じアングルから撮影したものだが、ダイモンでは「これらの画像を重ねたり調整して解析を進めると、さまざまなものが映っていることに気が付いた」として、ZIPファイルに写真データをまとめて同社Webサイトで無償公開。世界中のユーザーに楽しんでもらう企画を立ち上げた。
同社では「皆様の技術力と想像力で、YAOKIが送ってきた画像を調整・解析・推理して、新たな発見をしてほしい」と呼びかけている。
ダイモンのSNSをフォローし、ハッシュタグ「#WhatYaokiSee」と「@yaoki_space」をつけ、解析した画像を投稿すると、優秀者には同企画のために限定製作した「超精密1/10 サイズYAOKI」をプレゼント。4月上旬をメドに決定し、発送する。投稿先はX(旧Twitter)、Facebook、InstagramのどれでもOKとのこと。なお、著作権はダイモンに帰属する。
【挑戦者求む】
— 月面探査車「YAOKI」@今年、月に着きました。 (@yaoki_space) March 12, 2025
あの日、YAOKIはクレーターで何を見た?実はYAOKIはあの日クレーターの中何枚も写真を撮っていました。
今回はそのRawデータを全て無償公開いたします!世界中の皆様で解析を進めて #WhatYaokiSee で教えてください!詳しくは🔗をチェック! https://t.co/4AeDMHhcZW