ルネサス エレクトロニクスは3月11日、同社独自のAIアクセラレータ「第3世代DRP-AI(DRP-AI3)」を搭載することで、AI電力性能として10TOPS/Wを提供するミッドレンジ向けAI MPU「RZ/V2N」を発表した。
RZ/VシリーズはエッジAI向けプロセッサシリーズですでに先行して最大80TOPSを提供するハイエンドAI MPU「RZ/V2H」ならびに0.5TOPSを提供するローエンドAI MPU「RZ/V2L」が提供されており、今回のRZ/V2Nの提供により、すべてのAI処理レンジに対応可能なラインアップが出そろったこととなる。
ルネサスのMPU「RZファミリ」の中でもAI向け製品に位置づけられる「RZ/Vシリーズ」のポートフォリオ。RZ/V2Nの投入により、RZ/Vシリーズのみで、さまざまなエッジ分野におけるAI処理ニーズに対応することができるようになる (資料提供:ルネサス、以下すべて同様)