ルネサス エレクトロニクスとAltium(アルティウム)は3月6日、半導体製品の選定からシステムライフサイクルマネジメントまで、電子機器開発の効率化に向けた“業界初”をうたうプラットフォーム「Renesas 365 Powered by Altium」を発表。2026年初頭に提供開始を予定している。

  • 電子機器開発の効率化に向けた“業界初”の新プラットフォーム「Renesas 365 Powered by Altium」2026年初頭提供へ

ルネサスによるAltium買収後、両社の知見と技術力を統合して開発したという新たなプラットフォームで、業界の最新トレンドであるソフトウェア定義型システムのための統合ソフトウェアフレームワークを構築し、「長年エレクトロニクス業界が直面してきた課題を解決する」と訴求。Altium 365プラットフォームを基盤としており、電子機器開発の効率化や、チーム間連携の促進、最適な半導体製品やソリューションの選定、デジタルデータの統合管理により、電子機器の開発スピードを加速させるとしている。

提供開始に先がけ、ドイツ・ニュルンベルクで開催される「embedded world 2025」(会期:現地時間3月11〜13日)においてデモ展示を実施。電子機器開発者がどのようにクラウド上でシームレスに連携し、コンセプト設計からプロトタイプ開発、運用管理までスムーズに進められるのかを紹介する。

多くの組み込みシステム開発において、電子機器開発者は手作業での部品検索や、分散したドキュメント管理、組織ごとの情報断絶といった問題に直面している。Renesas 365は、Altiumがもつクラウドプラットフォームと、ルネサスの組み込みコンピューティング、アナログ&コネクティビティ、パワーなどの幅広いポートフォリオを組み合わせることで、これらの課題に対応する。

この記事は
Members+会員の方のみ御覧いただけます

ログイン/無料会員登録

会員サービスの詳細はこちら