Red Hatは3月3日、Kubernetesを搭載したハイブリッドクラウド・アプリケーション・プラットフォーム「Red Hat OpenShift」上で仮想化無線アクセスネットワーク(vRAN)ソリューションを提供するために、富士通とグローバルな提携を開始することを発表した。
富士通はクラウドネイティブでAI対応のvRANソリューションを提供するための推奨ハイブリッドクラウドプラットフォームとして、Red Hat OpenShiftを選択。このソリューションはサービスプロバイダーが効率とネットワークの最適化を向上させ、一貫性と柔軟性を高めながらアプリケーションに運用を拡大することを支援する。
今回の提携により、Red Hat OpenShiftが富士通のO-RAN O-Cloudの基盤を担う。O-Cloudは仮想化およびコンテナ化されたオープンRAN機能をサポートするクラウドネイティブなプラットフォームであり、RAN用のソフトウェアコンポーネントとAIワークロードをサポートする。
Red Hat OpenShiftを富士通のvRANソリューションの共通プラットフォームとして使用することで、高度なオーケストレーションと自動化、超低レイテンシとパフォーマンスの向上、AI対応のvRANが実現できるとのことだ。
また、Red Hat OpenShiftを共通のクラウドプラットフォームとして利用することで、サービスプロバイダーはリソース共有、生産性、自動化の実装の改善し、総所有コスト(TCO)最大40%削減が見込める。
Red Hat OpenShift上の富士通 vRANは、RANおよびO-Cloudアーキテクチャ向けにO-RANアライアンスが設定したオープンなコンピューティング標準に準拠し、オープンソースのイノベーションとコミュニティ主導の貢献によって推進される統合ソリューションを提供する。