Bleeping Computerは2月26日(米国時間)、「OpenAI's GPT 4.5 spotted in Android beta, launch imminent」において、OpenAIが最新のAIモデル「GPT-4.5」をまもなくリリースする可能性があると伝えた。
ベータ版アプリのメッセージ
GPT-4.5リリース間近の情報は、ChatGPTベータ版アプリが次のポップアップメッセージを表示したことにより確認された。
「GPT-4.5リサーチプレビューをお試しください。Proユーザーは最新かつ最大のモデルにアクセスできるようになりました」
現在、このポップアップメッセージをタップしても変化は起きず、GPT-4.5を試すことはできない。メッセージはProユーザーのみアクセスできると通知しており、当初は無料およびPlusユーザーはアクセスできない可能性がある。
Webインタフェースに変更も
AI研究者のTibor Blaho氏は、ChatGPTのWebインタフェースに実験的な変更が加えられたことを発見している。同氏がXに投稿したメッセージによると、ツールボタンのオプションがファイルピッカーに移動し、モデルを簡単に選択できるようになったという。
また、ディープリサーチが有効になっている場合、最良の結果を得られるようにユーザーに追加のヒントが表示されるとのこと。具体的には情報ソース、重点分野、リサーチに関連するファイルなど、できるだけ多くの情報提供を求められる。
今後の展開
OpenAIの最高経営責任者(CEO: Chief Executive Officer)を務めるSam Altman氏は、2月13日のXへの投稿において、現在リリースしているGPT-4o、o1、o3-mini、o3-mini-highなど複数のプランを簡素化すると明らかにした。
非Chain-of-Thought(CoT)の最終モデルとしてGPT-4.5をリリースし、次にo3を含む多くの技術を統合したGPT-5をリリースする予定としている。また、長い推論の必要性を自動判別し、幅広いタスクをこなすoシリーズとGPTシリーズを統合したシステムを開発するとして、最終的に1本化する可能性を示している。