Dynabookは2月12日、法人向けとして、新筐体の16型ビジネスノートPC「dynabook P56/LY」(以下、P56)および、スリムデスクトップPC「dynaDesk DT210/Y」(以下、DT210)を法人向けに展開し、受注を開始した。標準価格はP56が489,500円から。DT210が306,680円から。

dynabook P56/LY

1,920×1,200ドット解像度の16型ディスプレイを搭載したノートPC。プロセッサはIntel Core i7-1355UまたはCore i5-1334Uを搭載し、メモリ(最大32GB)やストレージ(最大512GB)の選択も可能だ。CPUの性能を最大限に引き出す「dynabook エンパワーテクノロジー」も搭載している。

  • dynabook P56/LY

  • dynabook P56/LYの天板

大きな特徴として、ユーザー自身がバッテリーを交換できるセルフ交換バッテリー構に対応したこと、自身でメモリを交換・増設できるメモリカバー構造を採用したことが挙げられる。シャッター付きのWebカメラには指をかけて開けられる突起を設けた。本体は堅牢性を持たせるため、76cm落下試験やコネクタ部の強度を確認するコネクタこじり試験といった品質試験を実施している。

オンラインコミュニケーション向けには、AIがカメラ映像から人物を認識し背景フィルターや顔の明るさ補正などを行う「AIカメラエフェクター」、周囲のノイズを削減する「AIノイズキャンセラー」、マイクのオンオフを切り替える「ワンタッチマイクミュート」などを搭載する。セキュリティ面では、サイバーセキュリティに関する新基準のガイドライン「NIST SP 800-147」「NIST SP 800-155」「NIST SP 800-193」に準拠した。

バッテリー駆動時間(JEITA 3.0)は約5.0時間(動画再生時)/約8.0時間(アイドル時)。本体サイズはW360.0×D251.5×H19.9~21.9mm、重さは約1.85kg。オプションでMicrosoft Office Home & Business 2024の搭載も可能。

  • キーボード面

  • 右側の搭載ポート

  • 左側の搭載ポート

dynaDesk DT210/Y

dynaDesk DT210/YはIntelの第14世代Coreプロセッサを採用した省スペースデスクトップPC。

  • dynaDesk DT210/Yの前面と背面(中央・ベースモデル時。右・カスタム時)

モデルにより搭載CPUが異なり、Core i3-14100、Core i5-14500、Core i7-14700、Core i5-14500、Core i7-14700の5つ(5モデル)から選択できる。仕様としてはメモリが最大32GB、ストレージは最大1TBを選択でき、光学ドライブや一部拡張ポート(LINE IN/OUT端子やシリアルポートなど)の搭載もオプションとして用意する。

TPMセキュリティチップを搭載するほか、BIOSパスワード、HDD/SSDパスワード機能を装備。本体サイズはW100.0×D310.0×H325.0mm、重さは約5.2kg。オプションでMicrosoft Office Home & Business 2024の搭載も可能。