ZOZOは1月30日、2025年3月期 第3四半期決算に関する決算説明会を開催した。説明会にはZOZO 取締役 副社長 兼 CFOの栁澤孝旨氏が登壇した。
ZOZOTOWN事業とLINEヤフーコマースの粗利が90.2億円増
3Q連結実績は、商品取扱高が前年同期比8.0%増の4611億7100万円。その他商品取扱高を除いた商品取扱高は4319億1400万円となった。
売上高は、前年同期の1475億6800万円から1610億7600万円に増え、営業利益は前年同期比13.3%増の517億6100万円となった。経常利益は前年同期比12.9%増の518億2900万円を記録した。
なお、456.9億円から517.6億円に増益した要因について、栁澤氏は、コスト以外の変動として「ZOZOTOWN事業とLINEヤフーコマース(Yahoo!ショッピングとYahoo!オークションの合算値)の粗利が90.2億円増したこと」を挙げ、コストの変動として、社員増・賃借料増・減価償却費増に伴う「固定資産が31.1億円増加したこと」などを挙げた。
また、実質プロモーション費用(広告宣伝費とポイントなど費用の合計)の推移が、前同期の対商品取扱高比と比べて0.1%増加している点について、栁澤氏は「1万2000円以上の購入で送料無料となる施策の強化が主なコスト増の要因」と説明した。