Microsoftは1月28日(米国時間)、「Windows message center|Microsoft Learn」において、Windows 10への「新しいOutlook」の強制インストールを開始したと発表した。
Microsoftは「Microsoft 365 管理センター」を通じて、この件をアナウンス済みだが、予定通りプレビューアップデート(KB5050081)からインストールが開始された(参考:「Windows 10に「新しいOutlook」強制インストール、2月の更新プログラム | TECH+(テックプラス)」)。
強制インストールの目的
Microsoftはアナウンスの中で、強制インストールの目的を「Windows 11への移行が簡単になる」と述べている。
つまり、2025年10月14日に予定しているWindows 10サポート終了に合わせ、その移行支援として新しいOutlookをインストールする。これを待ち望んでいたユーザーがどれだけいるかはわからないが、Windows 11移行キャンペーンの一環として実施されるものとみられる。
共存または削除可能
強制インストールされた新しいOutlookは既存の設定などを変更しない。そのため、従来のOutlookと共存可能で、不要な場合はアンインストールすることも可能だ。
新しいOutlookの利用に問題がある企業のIT管理者は、「Control installation and use of new Outlook - Microsoft 365 Apps | Microsoft Learn」の手順に従うことで、新しいOutlookの利用やインストールを制御することができる。
Windows 10の新しいOutlookは、1月28日リリースのプレビューアップデート(KB5050081)または、2月11日に予定している2月のセキュリティ更新プログラムにて強制インストールされる。