博報堂とNTTデータは1月24日、企業の「デマンドチェーン変革」の実現に向け、戦略策定、生活者体験設計、データやテクノロジーの活用、システム実装を一貫して提供する合弁会社設立に向けた契約を締結したことを発表した。2025年4月の営業開始をめざす。

  • 「円形に繋がる統合型デマンドチェーンに」

    「円形に繋がる統合型デマンドチェーンに」

デマンドチェーン変革とは、生活者との接点から得られる多様なデータを活用し、企業活動全体で迅速な意思決定を行うことを指す。博報堂とNTTデータは2024年11月から協業を開始し、両社の強みを組み合わせることで、幅広い領域での提案が可能となることが検証された。今回の合弁会社設立は、この取り組みをさらに加速させる狙いがある。

新会社が行うのは、「生活者視点での企業のデマンドチェーン変革」を実現するため、重要な経営テーマ(CxOアジェンダ)を設定し、戦略策定、生活者体験設計、データやテクノロジーの活用、システム実装までを一貫して支援する事業。

事業領域は、生活者発想・クリエイティビティを発揮したプラニングおよびITコンサルティング事業、およびシステム要件定義、システム開発、システム保守運用事業。

合弁会社の営業開始は2025年4月を予定しており、会社概要については決定次第発表される。両社は、新会社を通じて、企業のデマンドチェーン変革を強力に推進するとともに、業種や業界の枠を越えて、より豊かな社会と生活に繋がる新しい価値の創出を目指す。