気付けば2024年も残すところあとわずか。日本では首相が交代し、米国では次期大統領が決定した今年は、国政および各自治体でさまざまな選挙が行われ、注目を集めました。またスポーツ界ではパリ五輪が開催され、数々のメダリストが誕生。国内では20年ぶりとなる新紙幣が発行されたのも、1年を振り返るうえで欠かせない出来事です。
そんな2024年、テクノロジー業界でもさまざまな新技術の開発や新たな動きがありました。
そこでTECH+では、テクノロジーチャンネルの主要カテゴリで今年公開した記事のアクセス数をもとに、注目ランキングを作成しました。今回は、“サイエンス”カテゴリで2024年に注目を集めた記事トップ10をご紹介します。
サイエンスカテゴリの注目記事トップ10はこちら!
- 1位:早大、40秒のある運動が30分以上の有酸素運動よりも運動効果があると発表
- 2位:「テクネチウム」 周期表で銀の手前なのに、自然界に存在しないひねくれた奴
- 3位:科博、国内で2例目となる「モトスマリモ」を個人宅の水槽内にて確認
- 4位:京大など、中国で絶滅したはずのサンショウウオの仲間を日本国内で発見
- 5位:東大など、「マヨラナ粒子」の存在を決定づける証拠を発見したことを発表
- 6位:“4次元”を必要とする「ディラック電子」の観察に愛媛大が成功
- 7位:平和な時代とされる縄文人の頭骨に武器によって破壊的に突かれた痕跡、東大が発見
- 8位:織田信長にも反旗を翻した戦国の梟雄「松永久秀」の新出史料、高槻市が発見
- 9位:OIST、絶滅種であるシロアリ2匹が求愛行動のまま閉じ込められた琥珀を発見
- 10位:東大、フグにフグ毒を与えるとどうなるのか実験し腸内細菌叢の変化を確認
2025年のサイエンス業界はどうなる!?
2024年に最も多くの注目を集めたのは、早稲田大学が発表した“効率の良いトレーニング方法”に関する研究成果。最少の運動量で大きな運動効果を得られる方法を追い求めたこの研究では、短時間の全力運動がもたらす効果が明らかにされました。
また今回のランキングでは、生物研究での新発見に関する成果が関心を集めました。特に、個人宅の水槽から確認されたモトスマリモの例など“意外なところに存在する生物”が多く発見された1年。そして10位のフグ毒に関する実験では、意外な結果が確認されていました。
果たして2025年には、どんな新しい学術的発見が生まれるのか、楽しみでなりませんね。TECH+では今後も、さまざまなサイエンス関連情報を取り上げてまいります!