11月20日から22日までパシフィコ横浜では、エッジテクノロジーに新たな“プラス”で顧客起点の価値創出を実現する展示会「EdgeTech+ 2024」が開催されている。事業変革期を迎える現代における最新技術が集結する同展示会で、SUBARUは、日本市場向けに12月の発売が予定されている“ストロングハイブリッドシステム”を搭載した「クロストレック」を展示している。

  • SUBARUの「クロストレック」ストロングハイブリッド搭載モデル

    SUBARUが展示している「クロストレック」ストロングハイブリッド搭載モデル

“モーターが主役”の新たなハイブリッドカーを展示

SUBARUは10月17日、走行性と環境性能を高い次元で両立させた次世代のハイブリッドシステムとして、ストロングハイブリッドの開発を発表した。同システムは、状況に応じて動力源となるモーターとエンジンを効率的に使い分けるシリーズ・パラレル方式を採用しており、高出力の駆動用モーターを搭載することで“モーターが動力の主役”となるとのこと。また新開発の2.5L水平対向エンジンやトランスアクスルも搭載し、エンジンのゆとりある動力性能とモーターによる高い加速性能によって走行性を高めたとしている。

  • 新型クロストレックのボンネット内

    展示されたクロストレックのボンネット内

また水平対向エンジンの特徴であるコンパクトさを活かし、モーターの出力を向上させる大型の駆動用バッテリーを搭載しながらも、燃料タンクの容量を拡大することで、航続距離を大幅に伸長。従来のマイルドハイブリッドを搭載したSUBARUのAWDモデルに比べ、約20%の燃費性能向上も実現されたという。しかし、2種の動力源がそれぞれ大型化しながらも、設計面の見直しにより車室空間は維持したとのこと。今回展示されているクロストレックでは、荷室が従来車種比で2cm程度底上げされたのみであり、ほとんど違和感は感じられないとする。

  • 新型クロストレックの荷室

    荷室の広さもほとんど変わっていないという

SDVへの転換で強みを発揮するSUBARUの「アイサイトX」

また展示されているクロストレックでは、進化を続けるSUBARUの「新世代アイサイト」に高度運転支援システムを搭載した最新の「アイサイトX」を搭載。GPSや衛星からの情報、および3D高精度地図データを組み合わせることで自車位置を正確に把握し、複合的な運転支援を実現しているとする。

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