KDDIと富山グラウジーズは11月7日、富山グラウジーズのホームアリーナである富山市総合体育館(アリーナ)での体験価値向上による平均来場者数の増加と、企業や地域との共創促進による賑わいの創出を目指し、9月26日に協業契約を締結したことを発表した。
これにより、富山グラウジーズ公式アプリを通じたファンとのコミュニケーション強化、デジタルチケットの活用による混雑緩和、パートナー企業のアリーナ活用を促進する取り組みを実施する予定。さらには、企業や地域との共創促進を図るため、Web3技術を活用した回遊促進に関する実証実験も行う。
協業の背景
富山グラウジーズがトップカテゴリで輝くチーム作りを目指すために、デジタル技術の活用による観戦者数の増加や企業、地域との共創促進による収益向上が不可欠とされていた。そこで、デジタル技術を活用したまちづくりや法人企業との連携に強みのあるKDDIが富山グラウジーズと協業することで、2026年のアリーナの改修完了を見据えて、来客の体験価値向上を強化する。
スタジアムやアリーナを運営するプロスポーツクラブにおいては、試合開催日以外のアリーナ活用が共通の課題となっている。これに対し富山グラウジーズとKDDIは、協業を通じてプロスポーツクラブ業界共通の課題解決や地域活性化に貢献するとしている。