Android Policeは10月17日(現地時間)、「Google Meet (original) is finally, properly dead」において、GoogleがAndroid向けビデオ会議アプリの「Google Meet (従来)」(英語版はGoogle Meet (Original))の提供を終了したと伝えた。
モバイル版のGoogle Meetアプリは、これまで旧バージョンの「Google Meet (従来)」と新バージョンの「Google Meet」の2種類が提供されていた。しかしAndroid Policeによると、現在「Google Meet (従来)」は動作しなくなっており、実行すると新バージョンのダウンロードに誘導されるという。
新バージョンの「Google Meet」への移行を促す
Googleでは、2020年に従来の「Hangouts Meet」を「Google Meet」にリブランドした。それとは別に、同社ではビデオ会議サービスとして「Google Duo」も提供していたが、2022年になって「Google Duo」は「Google Meet」に吸収された。この統合の際に、GoogleではDuoを統合したアプリを新バージョンの「Google Meet」と位置づけたが、「Hangouts Meet」ベースであった旧バージョンも「Google Meet (従来)」という名前に変更して提供を続ける方針をとった。
「Google Meet (従来)」アプリは将来的に新バージョンに1本化することが予告されていたものの、これまで基本的な機能はそのまま使うことが可能だった。しかしAndroid Policeによれば、現時点で「Google Meet (従来)」アプリは動作しなくなっており、起動すると新しい 「Google Meet」アプリをダウンロードするようにアナウンスされるという。
Googleによる今回の処置は、旧バージョンを愛用していたユーザーにとっては残念なニュースだろう。しかし、Googleでは引き続き新バージョンの「Google Meet」の開発に力を注いでおり、新機能の追加にも積極的である。したがって、新バージョンへの移行を躊躇する理由はほとんどないと言える。