電通デジタルと電通は9月30日、スマートニュースと共同で、ユーザーのプライバシーを保護しながら安全にデータ分析ができるデータクリーンルーム「SmartNews Ads Data Pot」を構築したと発表した。
「SmartNews Ads Data Pot」において、スマートニュースが運営するニュースアプリ「SmartNews」の記事閲読行動データなどを活用し、生活者の「モーメント」を捉えたマーケティング支援を開始する。
「SmartNews Ads Data Pot」の概要
「SmartNews Ads Data Pot」は、クライアント企業が保有するサイト閲覧や購買データなど(1st Partyデータ)と、SmartNewsの記事閲読行動データや広告接触/非接触データ、電通が保有・契約するTV視聴データや位置情報データ、アスキングデータなど(2nd Partyデータ)をセキュアに統合する。これにより、プライバシーの保護とクライアント企業のマーケティング課題解決を両立する。
「SmartNews Ads Data Pot」を活用した分析により、記事閲読行動データをもとにユーザーのペルソナを描いたり、キーワードを抽出してクライアント企業のコミュニケーション施策立案に有効な示唆を得たりすることができる。
加えて、ユーザーのコンバージョン前後の閲読記事や興味推移を可視化し、「どのようなモーメントを捉えると、コンバージョンを促すことができるのか」を把握することを実現する。
「SmartNews Ads Data Pot」の仕組み
データクリーンルームに関する取り組みは、dentsu Japanが提唱する、事業グロースのための次世代マーケティングモデル「Marketing For Growth」において、動脈となる ≪Data Infrastracture(データシステム基盤)≫ の基幹サービス。
「SmartNews Ads Data Pot」は、「Marketing For Growth」を支えるデータ基盤の一つ。
電通デジタルと電通が提供する複数のデータクリーンルームを一元管理するシステム「TOBIRAS」と連携する。