DeepLは9月19日、専門的な業務やビジネスで必要となる特定用語の翻訳ニーズに対してパーソナライズ機能として提供している「用語集」をアップデートしたことを発表した。今回のアップデートには翻訳結果の一貫性と精度を高める機能などを含む。

今回搭載した「用語集ジェネレーター」により、翻訳用の用語集作成プロセスを簡素化し迅速化した。また、用語集の対応言語を新たに追加したほか、DeepLのブラウザ拡張機能および統合機能でも用語集の使用が可能となった。これらの機能はWebアプリケーション、Google Workspace、Microsoft 365などからも利用可能。

一貫したブランディングは収益を20%以上増加させ、認知度を3~4倍向上させることが証明されているという(Marq「2021年ブランドコンシステンシーレポート」、Demand Metric x Lucid Press「ブランドコンシステンシーのインパクトレポート」)。そのため、技術用語や製品名、ブランド用語など、あらゆるメッセージをグローバルのチーム、顧客、市場に明確かつ一貫性をもって届けることは非常に重要だ。

今回DeepLが追加した用語集はこれらのプロセスを簡素化し、企業や専門家がチーム全体で一貫性のある多言語コミュニケーションを作成し拡張できるよう支援する。用語集を導入することで、企業はカスタム翻訳用語集を管理し、特定の単語やフレーズを固有の用語に沿って一貫性を保持した翻訳結果を提供できるようになる。