米オラクルとGoogle Cloudは9月9日(現地時間)、米国と欧州の4つのGoogle Cloudリージョンで、「Oracle Database@Google Cloud」を提供開始することを発表した。
米国東部(アッシュバーン)、米国西部(ソルトレイクシティ)、英国南部(ロンドン)、およびドイツ中部(フランクフルト)のGoogle Cloudデータセンターにおいて、「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」上の「Oracle Exadata Database Service」、「Oracle Autonomous Database」、および「Oracle Database Zero Data Loss Autonomous Recovery Service」が利用可能になる。
「Oracle Database@Google Cloud」の概要
「Oracle Database@Google Cloud」により、Google Cloudのデータセンターに導入されたOCI上で実行されるOracle Databaseサービスに直接アクセスできるようになる。
加えて、Google Cloud上のオラクルがサポートする「Oracle Linux」上でアプリケーションを実行することも可能。「Oracle Linux」のイメージは、Google Cloudの仮想ディスク・イメージのインポート・プロセスを用いることで、インポートできる。
今後12カ月以内に、すぐに利用可能なイメージでGoogle Compute Engineにおける「Oracle Linux」イメージのプロビジョニングを効率化できるようになることも見込まれている。
「Oracle Database@Google Cloud」によってできること
「Oracle Database@Google Cloud」により、既存のオラクルのデータベースとアプリケーションをGoogle Cloudで稼働するOCIに移行することが可能になる。Google Cloudのコンソール、API、モニタリング、運用とネイティブに統合できる。
また、既存のGoogle Cloudコミットメントを使用して「Oracle Database」のサービスを購入し、BYOL(Bring Your Own License)や「Oracle Support Rewards」など、既存のオラクル・ライセンスの特典を活用することができる。
「Oracle Exadata Database Service」、「Oracle Autonomous Database」、「Oracle Database Zero Data Loss Autonomous Recovery Service」は、プライベート・オファーによるカスタム見積もりでの利用が可能。