日本自動車道とNTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)は8月8日、伊吹山ドライブウェイの山頂駐車場施設に、高速かつ低遅延な通信を特徴とする衛星ブロードバンドサービス「Starlink Business」を使ったWi-Fi環境を整備したことを発表した。スカイテラス伊吹山に訪れる観光客の利便性向上に貢献するという。

  • スカイテラス伊吹山

    スカイテラス伊吹山

取り組みの概要

Starlink Businessを使ったインターネット回線をマルチホップWi-Fi「PicoCELA」でWi-Fiエリア化することで、モバイル回線が利用しづらい山間部にあるスカイテラス伊吹山の店内や山頂駐車場の一部でインターネット環境を提供する。

利用料金は無料だが、ドライブウェイを利用するために別途通行料金が必要となる。提供エリアはスカイテラス伊吹山の店内および山頂駐車場西側。

  • Wi-Fi化エリア

    Wi-Fi化エリア

取り組みの背景

日本自動車道が運営する伊吹山ドライブウェイは、日本百名山の一つである伊吹山のふもとから山頂駐車場を結ぶ自動車専用道路。琵琶湖や濃尾平野といった絶景を堪能しながらドライブが楽しめる。

伊吹山ドライブウェイの山頂駐車場施設であるスカイテラス伊吹山はハイキングやドライブ、星空観望会などを楽しめる。年間20万人以上の観光客が訪れるという。これまで、モバイル回線の電波が届きにくいことに加え光回線の敷設も困難なため、インターネット環境を提供できていなかった。