東日本旅客鉄道(JR東日本)は8月1日、英国での自動販売機ビシネスの拡大を発表。駅を中心とした交通拠点でのデジタル自販機を50台から1000台規模に拡大する。
2019年以降、デジタル機能(まとめ買い機能/遠隔在庫管理システム/デジタルディスプレイ/キャッシュレス決済など)を搭載するデジタル自販機を50台規模で展開してきた同社は、2024年6月に現地法人UKBDを設立し、7月に英国で自販機を展開するデラコム社(Decorum Vending Limited)の全株式を取得している。日本の"エキナカ"でお馴染みのデジタル自動販売機だが、デコラム社の事業基盤とJR東日本グループの生活ソリューション事業のノウハウを掛け合わせ、ニーズを満たしたサービスを駅を中心とする交通拠点に1,000台規模に拡大して提供する。
AIを活用するデータ分析や決済手段、省人化オペレーション技術の活用などスマートリテールビジネスの展開も視野に入れており、サービスをビジネスモデルとしてパッケージ化することで、欧州など世界を舞台にした豊かなライフスタイルを提供すると述べている。便利さに加え、いそがしい駅のなかでも"ホッとした"時間を提供してくれる日本の自動販売機文化の活躍に期待したい。