オフの日はゆっくり寝たい--。誰でも思い当たる休日の朝の心境だ。それを一日やってしまうのが「ベッド・ロッティング(Bed Rotting)」。ミレニアル、Z世代を中心に流行しているリラックス法だ。

ベッド・ロッティングとは?

ところがこのベッド・ロッティング、ベッドにいるのだから休息しているように感じるが、実は体に悪いという警告がある。

ベッド・ロッティングを直訳すると「ベッドで腐る」。言葉通り、起きているのにベッドの中でスマホやパソコンを(特に目的もなく)触ったり、テレビを見たりする行為を指す。食事を摂ることもあるようだ。こうやって、長い一週間の後にリラックスして回復するというのがベッド・ロッティングだ。

ベッドの中にいるのだから休息が取れているように感じるが、良い効果よりも悪い効果の方が大きい可能性がある、と警告するのがウェイル・コーネル医科大学の精神科医で臨床講師を務めるSamantha Boardman氏だ。「Everyday Vitality, Turning Stress Into Strength」という著書も持つ専門家だ。

ベッドで過ごすと聞くと魅力的に感じるが、実際には長時間ベッド・ロッティングしても元気になったと感じる人は少ない、とBoardman氏。逆に、疲れが増すケースが多いそうだ。

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