ラックは7月2日、地方自治体との連携協定に基づいて地域課題を解決するデジタルサービス共同開発事業「地域商社『黒こ』」の展開を開始すると発表した。

「地域商社『黒こ』」の概要

「地域商社『黒こ』」は、自治体とラックが連携協定を締結し、ラックのセキュリティ技術とシステム開発力を生かして、地域課題解決に向けたデジタルサービスを共同で開発する「地域セキュリティ」事業。

自治体とラックが知的財産を共有する独自のスキームにより、自治体は開発コストを抑えつつ、サービスの横展開による収益化も期待できるという。

また、開発の初期段階から官民が協力することで、地域の実情に即したサービス設計が可能となり、地域課題の効果的な解決と地域社会の持続的発展に貢献する。

「地域商社『黒こ』」の展開

「地域商社『黒こ』」は既に、山口県山陽小野田市や愛知県小牧市など複数の自治体との連携が始まっており、高齢者支援や子育て支援などの分野で具体的なサービス開発が進んでいる。

  • 山陽小野田市での実証実験の様子

今後は、これらの自治体との共同開発で得られた知見を生かし、サービスの進化と他自治体への横展開を加速していく。