アンファー、AGAのオンライン診療ポータル「スカルプDクリニック」開始 吉田社長「医療との連携強化に挑戦」

アンファーは6月12日、AGA治療を案内するオンライン診療のポータルサイト「スカルプDクリニック」をスタートした。より安心した選択が行えるよう確かな情報を届け、オンラインでのAGA専門医による診療と薬の処方から、対面診療までサポートする。

アンファーでは、これまでメンズシャンプー売上14年連続No.1を獲得した「スカルプD」をはじめ、日々の生活に予防医学の観点を取り入れた商品やサービスの開発を行い、ヘアケア事業領域を拡大・成長させてきた。今後、グループクリニックの各分野の医師・専門家とともに新たな市場創造を行うべく、このほど、AGA治療を提案するオンライン診療のポータルサイト「スカルプDクリニック」の提供を開始した。

治療実績豊富なAGAクリニックと提携し、AGA治療の安心を追求するとともに、これまでグループクリニックの各分野の医師・専門家と培ってきた専門性や、メンズシャンプー売上14年連続No.1ブランドの信頼感を強みとし、より安心した選択が行えるよう確かな情報を配信。利用者の悩みに寄り添い、オンラインでのAGA専門医による診療と薬の処方に加え、実績のある提携クリニックでの対面診療の紹介も行うなど、様々なニーズに対応する。

オンライン診療は「イースト駅前クリニック」が担い、Webで日時を予約すると、スマホにて医師が診察するオンライン診療が受けられる。悩みの深度や症状に合わせ、AGAの原因となる根本を抑えるフィナステリド・デュタステリドなど、医学的根拠に基づく治療薬が処方され、最短で翌日に自宅に届く。治療薬やサービス関連等の不明点は、チャットボットで問い合わせもできる。

近年、男性の美容意識の向上に伴い、抜け毛や薄毛を気にする人が増えており、男性のヘアケア市場も、2024年の伸長率(予測)が前年比169.1%と増加している。同時に、頭皮・頭髪ケアプロダクトやAGAクリニックなど男性の”薄毛や抜け毛”に関連するサービスも増えているが、選択の幅が広がったことにより、正しい情報や対策が不透明にもなっている。

また、アンファーの調査では、「発毛剤などによって発毛効果は実感しているものの、理想とするボリューム感がある髪は手に入れることができていない」という声も挙がっており、頭皮ケアプロダクトに一定の効果は感じているが、自身が理想とする姿には至っていない人がいることもわかっている。

これまでアンファーは、「スカルプD」というプロダクトを軸として、薄毛や抜け毛悩みを抱える人たちのサポートを行ってきたが、悩みや症状など個々のニーズに併せた、より最適なソリューションを提供すべく、「スカルプDクリニック」の立ち上げに至ったとしている。

今回の取り組みににあたり、アンファー 代表取締役社長 吉田南音氏は、「『スカルプD』発売から約20年経過し、今こそ我々が持つ強みや提供できる価値を再定義し、挑戦していくことが必要であると考えています。それは”医療との連携強化”です。もともとスカルプDシャンプーも発毛治療クリニックの患者様の声から誕生しており、ドクターと共に頭皮・頭髪の研究を長年続けてきました。今回スタートさせた『スカルプDクリニック』では、お客様一人ひとりのお悩みや症状に寄り添い、情報・プロダクト・治療と、最適なソリューションを幅広くご提案することが可能です。医療・ドクターをバックボーンに抱えるアンファーグループだからこそ実現できたと思っています。これからも髪のことならスカルプDブランドに頼っていただけるよう、アンファーグループが持つ強みを最大限に活かし、歩みを止めることなく、商品・サービス・治療の研究・開発に尽力して参ります」と意気込みを語った。