ギブリーは6月19日、マーケティング業務に特化した生成AIツール「マーケGAI」の正式版をリリースすることを発表した。正式版の提供開始に際して、マーケティング業務にUI(User Interface)を最適化したほか、クリエイティブ生成機能とデータ分析機能を追加している。
ターゲット / 商品情報登録
マーケティング業務において精度の高いアウトプットを実現するためには、ターゲット情報と商品情報の理解が必要とされる。しかし、これをAIで再現するためには毎回情報を指示文として入力する必要があり、作業効率が課題とされていた。
こうしたAI活用におけるルーティン作業を効率化するため、マーケGAI正式版はターゲットおよび商品情報を登録し、必要に応じて呼び出せるように機能を改修した。これにより、マーケティング担当者は情報を入力する手間が省け、より効率的にAIを活用できるようになるという。
コンテンツアシスト
マーケGAIは商品企画からSNSやライブ配信などの多岐にわたるコンテンツ関連業務の自動化を支援する。事前に登録したターゲット情報と商品情報をもとに、AIが自動で用途に合わせて最適なコンテンツを生成することで、マーケターは手作業でコンテンツを作成する負担から解放され、より戦略的な業務に注力できるようになる。
また、生成されたコンテンツが法律に触れる表現を含んでいないかのリスクチェックについてもAIが自動で判別。これにより、コンプライアンス違反のリスクを未然に防ぎながら、安心してコンテンツを発信可能だという。
分析・リサーチアシスト
マーケGAIに搭載されたデスクリサーチ機能は、Webサイトから指定の情報を自動収集する。これにより、マーケターは手作業で情報を収集するための時間と手間が削減できる。市場調査や競合調査といった業務の効率化を支援する。
また、分析機能を活用することで、市場調査から取得したアンケートデータなどをアップロードして自動でクラスタ分析をかけることも可能となる。この機能により、マーケターは調査結果から有意義なインサイトを効率的に導き出せると期待できるとのことだ。