住信SBIネット銀行は5月27日、2024年5月27日より住宅ローンの申込から実行までの手続きをDX(デジタルトランスフォーメーション)化し、顧客・不動産事業者・住信SBIネット銀行(銀行代理業者を含む)の3者をつなぐBtoBtoCデジタルプラットフォーム「かんたん住宅ローン」の提供を開始したことを発表した。

  • サービスのイメージ

    サービスのイメージ

かんたん住宅ローンとは

従来の住宅ローンは、申込み書類の記入や郵送・審査状況の確認のための電話でのやりとりなど煩雑な手続きが必要で、顧客および不動産事業者にとって大きな負荷がかかるという課題があった。

今回、顧客・不動産事業者・住信SBIネット銀行および銀行代理業者をオンラインでつなぐBtoBtoCプラットフォームである、かんたん住宅ローンで申込手続きプロセスをDX化、徹底したUI・UXの追求によるコミュニケーションの最適化を実現することで、さらなる顧客への付加価値の提供を行っていきたい考えだという。

かんたん住宅ローンの特徴

同サービスの特徴としては、ペアローンのパートナー・連帯保証人と一緒に手続きを進められるほか、不動産事業者の担当者を招待できるので、手続きに携わる人みんなで協力して進めることができるという点が挙げられている。

書類のアップロードも顧客だけではなく、不動産事業者と協力しながら対応でき、物件関係書類は不動産事業者がアップロードするなど役割分担することでスムーズに手続きを進めることができるという。

また手続きの進捗状況をリアルタイムでチェックできるため、顧客と不動産事業者は現状のステータスを把握することが可能となるという特徴も兼ね備えている。顧客にも不動産事業者にも審査結果や不備の連絡など、プッシュ通知やメールで知らせるため、素早く情報をキャッチし、次のステップへ進められる。

加えて、メッセージ機能を使い、申込み情報の入力や必要書類の準備など不明点を不動産事業者や住信SBIネット銀行代理店担当者に質問することで、プラットフォーム上で困りごとを解消できるという。

提供先と今後の展開

同サービスは、住信SBIネット銀行が提供する住宅ローンを取扱う一部店舗にて提供しており、徐々に取扱店舗を拡大していく予定だという。今後は、同プラットフォームを顧客や不動産事業者への提供を積極的に拡大し、顧客・不動産事業者の利便性の向上を図るべく、継続的に機能拡張を実施していく予定。

同行は、顧客中心主義のもと最先端のテクノロジーを活用することで、金融サービスを変革し、社会をより快適で便利なものに変えていくことを目指していきたい考え。