Microsoftは5月23日(米国時間)、「May 23, 2024—KB5039705 (OS Build 17763.5830) Out-of-band - Microsoft Support」において、2024年5月14日にリリースしたセキュリティ更新プログラム(KB5037765)をWindows 10またはWindows Serverにインストールするとエラーコード「0x800f0982」が発生して失敗する不具合を修正したと伝えた。この不具合については、「Windows Serverで更新プログラム(KB5037765)インストールに不具合 | TECH+(テックプラス)」にて詳細を報じている。
不具合の追加情報
Microsoftはこれまで英語(米国)言語パックをインストールしていない環境においてエラーコード「0x800f0982」が発生し、セキュリティ更新プログラム(KB5037765)のインストールに失敗する可能性があると説明していた。しかしながら今回、この不具合は英語(米国)言語パックをインストールしていた場合においても、エラーコード「0x80004005」が発生して失敗する可能性があると発表した。
この不具合の影響を受けるとされる製品は次のとおり。
- Windows 10 version 1809
- Windows 10 Enterprise LTSC 2019
- Windows Server 2019
- Windows Server version 1809
不具合の修正
Microsoftは不定期(OOB: Out-of-band)の更新プログラム(KB5039705)にてこの不具合を修正した。更新プログラム(KB5039705)は累積的な更新プログラムのため、セキュリティ更新プログラム(KB5037765)を含んでいる。これまで不具合の影響を受けてインストールに失敗していた場合は、更新プログラム(KB5039705)をインストールして再起動することで更新を完了することができる。