Microsoftは4月16日(米国時間)、「Windows 11, version 23H2 known issues and notifications|Microsoft Learn」において、Windowsに同社の生成AIである「Copilot」が誤ってインストールされると伝えた。

2024年3月28日以降にリリースされたMicrosoft Edgeバージョン123.0.2420.65へのアップデートにより、Windowsデバイスに「Microsoft chat provider for Copilot in Windows」という新しいパッケージが誤ってインストールされる可能性があることがわかった。このパッケージがインストールされると、「設定」メニューの「インストール済みアプリ」にMicrosoft Copilotが表示される場合があるという。

  • Windows 11、version 23H2 known issues and notifications|Microsoft Learn

    Windows 11, version 23H2 known issues and notifications|Microsoft Learn

影響を受けるプラットフォーム

この問題の影響を受けるプラットフォームは次のとおり。

  • クライアント: Windows 11, version 23H2、Windows 11, version 22H2、Windows 11, version 21H2、Windows 10, version 22H2
  • サーバー: Windows Server 2022

同事象の影響とMicrosoftの対応

Microsoft chat provider for Copilot in Windowsは一部のWindowsデバイスでWindows Copilotを利用可能にするためのものであり、すべてのデバイスに適用されるわけではないとしている。インストールされる特定のコンポーネントにより、Microsoft Copilotアプリが既存のアプリとして表示されることがあるが、Microsoft Copilotを完全にインストールまたは有効化するものではないと発表している。

Microsoftはこの問題の解決策として、Microsoft chat provider for Copilot in Windowsを将来のアップデートで削除するとしており、ほとんどのWindowsデバイスが対象になると説明している。また、このパッケージはいかなるコードやプロセスも実行せず、デバイスや環境のデータを取得、分析、送信することはないこともあわせて伝えている。