ショッピージャパン、越境ECの失敗事例をまとめた「越境ECしくじり大全」を無料公開

Eコマースプラットフォーム「Shopee」の日本法人ショッピージャパン5月22日は、 越境ECの教訓をまとめた解説ガイド「越境ECしくじり大全」を無料公開した。越境ECでのトラブルの事前回避を支援する。

東南アジア・台湾で最大規模のEコマースプラットフォーム「Shopee」の日本法人ショッピージャパンは、越境ECに参入する日本の事業者向けに、物流から言語まで多様なサポートを提供。急成長を続ける東南アジア・台湾の市場におけるオンライン販売を支援している。

このほど、事業者の越境ECでのトラブルの事前に回避を目的として、越境ECを始めるうえで事前に知っておくと役立つよくあるトラブル事例を、実際の失敗体験をもとに徹底解説した「越境ECしくじり大全」を無料公開した。

「①法規制・制度変更の確認不足」「②マーケティングの失敗」「③運営体制の失敗」「④発送の失敗」「⑤価格設定の失敗」「⑥ECサイトへの登録ミス」「⑦為替変動リスクに対する失敗」「⑧商標未登録の失敗」「⑨サイバー攻撃のトラブル」「⑩悪質なトラブルにも注意」の10チャプタからなり、各国の法規制や制度変更への対応の重要性と確認不足のリスク、ターゲット市場における文化や消費者行動の理解に基づく効果的なマーケティング戦略の立て方、運営体制の不備や管理方法の不備がもたらすリスク、サイバー攻撃や悪質なトラブルへの対処法などを知ることができる。

ショッピージャパンが実施した調査によると、越境ECの失敗は、「商品選定の失敗」が40.0%、「マーケティング施策の失敗」が36.0%、「価格設定の失敗」が32.0%と上位を占めた。

また、越境EC失敗の原因については、「現地で認知を獲得することが難しかった」(46.0%)、「商品の価格競争力が十分でなかった」(37.0%)、「現地文化への理解が不足していた」(31.0%)が上位となっているとし、越境ECのビジネスモデルを計画中の事業者、すでに越境ECのビジネスモデルを展開しているが思うような結果が出ていない事業者、国際市場でのマーケティング戦略を検討しているマーケティング担当者などへの「越境ECしくじり大全」の活用を呼びかけた。

「越境ECしくじり大全」は、ショッピージャパンのWebサイトで無料でダウンロードできる。