米リミニストリートはこのほど、VMware製品のサポートサービス「Rimini Support」、セキュリティサービス「Rimini Protect」、コンサルティングサービス「Rimini Consult」を発表した。
Broadcomによるライセンスモデル変更で広がる混乱
米Broadcomは昨年にVMwareの買収を完了したが、VMware製品に対し、ドラスティックな変更を加えており、市場では波紋を呼んでいる。
その一つがVMwareの永久ライセンスの販売を終了してサブスクリプションモデルへの移行を進めていることだ。永久ライセンスで購入した製品もいつかはサポートの期限が切れることになり、その先、ライセンスを切り替えるか、他社製品に乗り換えるか、VMwareユーザーは悩まされている。
Broadcomは、サブスクリプションを契約しないままメンテナンスおよびサポート契約の有効期限が切れたとしても、引き続きサポートされているバージョンのゼロデイ セキュリティパッチは無料で受け取ることが可能との声明を発表している。
リミニストリートのサービスの概要
VMwareの永続ライセンスを持つ顧客は、24時間365日、10分以内のエンジニアによる優先的なサポート対応を保証するリミニストリートのサポートサービスを受けることで、現在のシステムを今後数年にわたり稼働させ続けることができる。
Rimini Street Support for VMware製品の標準価格は、各永続ライセンス取得者がVMwareに支払っている現在のサポート料金とほぼ同額だという。
同サービスを利用することで、VMwareユーザーは、新しいライセンスモデルと新料金を受け入れるか、新しい仮想化プラットフォームを実装するか、考える時間が得られる。
Rimini Support for VMware
24時間365日のグローバルサポートとアドバイザリーサービス、SLAと以下のサービスが受けられる。
コンフィギュレーション、パフォーマンス、インストール、アップグレード、カスタマイズ用の専用サポートサービス
クリティカルなケースに対する10分以内の応答SLAの保証
Rimini Protect for VMware
既知および未知の脅威と脆弱性に対する保護と以下のサービスが受けられる。
Mwareエコシステムの構成強化によるリスク軽減のガイダンス
- 独自に開発した脆弱性分析レポート(SVAR)、緩和オプションと戦略を含むインテリジェンスレポート
- ゼロデイレポート
- レベル1セキュリティアセスメント
Rimini Consult for VMware
以下のコンサルティングサービスが受けられる。
- 技術およびアプリケーションのロードマップと戦略
- 技術評価
- ライセンスアドバイザリー
- 相互運用性と統合
- スタッフおよびスキルの増強
- クラウド移行