フォーティネットはこのほど、生成AI型IoTセキュリティアシスタント「FortiAI」など、ネットワークおよびセキュリティの運用管理を生成AIで支援する機能を発表した。
「FortiAI」の概要
FortiAIは、コンテキストアウェアな生成AIアシスタンスを提供することで、SecOpsとNetOpsのチームの迅速かつ確実な意思決定を支援する。日本語を含む30以上の言語をサポートしている。
FortiAIはFortiSIEMとFortiSOARの一部として登場した後、FortiAnalyzerとFortiManagerにも統合されたが、今後は、これ以外の製品にも統合され、フォーティネット セキュリティ ファブリック全体で生成AIを利用できるようになる予定。
NetOpsを支援する生成AIの新機能
FortiManagerにFortiAIが統合され、CLIとJinjaのスクリプト作成に生成AIを利用できるようになった。これにより、Day 0とDay 1のネットワーク構成やプロビジョニングにかかる負担が軽減される。
また、FortiManagerに、生成AI型IoTセキュリティアシスタントとFortiAIを搭載する会話型AIインタフェースが追加され、IoTの脆弱性の検知とトラブルシューティングが容易になる。
SecOpsを支援する生成AIの新機能
FortiAIの統合により、FortiAnalyzerでディクテーション機能を利用できるようになった。これらの機能が追加されたことで、脅威ハンティングやイベント分析が容易になり、データの問い合わせ、脅威の特定、レポートの生成などをコマンドで実行可能になる。