三井住友カードは5月8日、中小事業者向けのキャッシュレス決済について、「stera pack」を中心とした新たな取り組みを開始することを発表した。12月1日には同サービスの加盟店手数料を1.98%とする。
三井住友カードのキャッシュレスソリューション
同社が提供するstera packは、オールインワン端末(stera terminal)、決済手数料2.70%~、店舗業務の効率化を支援するアプリケーションをパッケージとして提供するサービス。端末利用料は月額3000円。
さらに同社は、従来型の決済端末を購入またはリース契約しなくとも、Android仕様のスマートフォンをタッチ決済端末として利用できるソリューションとして、3月25日から「stera tap」の募集を開始している。
自身のAndroidスマートフォンに専用アプリをインストールすると、スマートフォン内蔵のNFC(Near Field Communication:近距離無線通信)アンテナを非接触ICリーダーとして活用し、そのままタッチ決済端末として使用を開始できる。加盟店手数料は2.70%。
取り組みの内容
同社は5月8日から11月30日までの間、stera tapにおける加盟店手数料を実質1.98%とするキャンペーンを開始する。このキャンペーンはVisaおよびMastercard売上分の決済手数料2.70%を一度負担し、後日当該売上の0.72%をキャッシュバックするもの。キャッシュバックの上限額は期間累計で10万円。
同期間、大阪・関西万博の開催に先駆けて、大阪府内のインバウンド体勢の強化とキャッシュレス環境のさらなる普及拡大を支援するため、府内に店舗のあるクレジットカード未導入の中小事業者に対し、stera tapを利用可能なAndroid端末を無償で提供する。
また、12月1日以降は、stera tapに加えてstera packにおける加盟店手数料を1.98%にて提供を開始するとのことだ。