Googleは5月6日(米国時間)、「Google Workspace Updates: A simplified experience for Workspace users to add 2-Step Verification (2SV) methods」において、Workspaceユーザーの2段階認証(2SV: 2-Step verification)を有効にするプロセスを簡素化したと伝えた。プロセスを合理化することで、管理者が組織内で2段階認証ポリシーを実施しやすくなるという。

  • Google Workspace Updates: A simplified experience for Workspace users to add 2-Step Verification (2SV) methods

    Google Workspace Updates: A simplified experience for Workspace users to add 2-Step Verification (2SV) methods

Workspaceでの2段階認証がより簡単に

この簡素化に伴う主な変更点は次のとおり。

  • ユーザーは2段階認証をオンにする前に、「second step methods」(Google Authenticatorやハードウェアセキュリティキーなど)を追加できる。以前は、認証システムを追加する前にユーザーは電話番号を使用して2段階認証を有効にする必要があった
  • ハードウェアセキュリティキーを持つユーザー向けに「Passkeys and security keys」ページでアカウントに追加するための「Use security key」および「Create passkey and follow instructions to “use another device」という2つオプションが追加された
  • 登録済みの2段階認証ユーザーがアカウント設定から2段階認証をオフにしても登録されているバックアップコード、Google Authenticator、または第二要素の電話番号など、登録済みの第二ステップは自動的にアカウントから削除されなくなった(ただし、管理者が管理コンソールまたは管理SDKからユーザーの2段階認証をオフにした場合、以前と同様に削除される)

今回の変更は、即時リリースおよび計画的リリースを選択しているドメインでは2024年5月6日からロールアウトされている。また、すべてのGoogle Workspaceの顧客および個人のGoogleアカウントユーザーが利用できるとのこと。