Waterdrop Japan、飲料の新たな選択肢へ 地域コミュニティーを生かしたポップアップストア展開

Waterdrop Japanは今年3月、オーストリア発の飲料ブランド「waterdrop」のECサイトを開設した。飲料の新たな選択肢として、手軽にフレーバーウォーターを楽しめるキューブを販売している。オンラインを主軸としながらも地域コミュニティーを生かしたポップアップストアを展開し、国内市場を開拓する方針だ。

キューブ状の「waterdrop」を水に溶かすことで、手軽にフレーバーウォーターを作ることができる。フルーツや植物の成分を含むため、ジュースよりも甘さを抑えつつ、手軽にビタミンも摂取できるという。

▲水に好みのフレーバーのキューブを溶かして飲む

「水分補給の重要性は広く認知されているので、飲料の選択肢の一つとして加わってほしい。自然な甘さで飲みやすく、不足しがちなビタミンも摂取できるので、幅広い層に訴求できる」(鈴木代表)と説明した。現時点では、国内で4種類のフレーバーを展開しているが、今後は増やしていくという。

4月3日に東京・表参道のコミュニティースペース「B-Flat COMMUNE」にポップアップストアを開設した。試飲と購入だけでなく、ランナー向けに簡易着替えスペースなども備えた給水スポットとして活用ができるという。

「ランナー向けのイベントを開催したところ、インフルエンサーも含めて約30人が参加した。『waterdrop』はスポーツ系との親和性が高いので、今後もヨガなどのイベントを開催し、地域とのつながりを強化していく」(同)

▲オリジナルのボトルも販売

グローバルではEC化率は約70%で、国内でもECを主軸に展開する方針だ。

「日本はシンガポールに続くアジアの拠点としての役割を期待している。中長期的には他社に商品を卸したり、ボトルのデザインで協業するなど事業を拡大していきたい」(同)と意気込んだ。