TISは4月16日、生成AIを搭載するチャットボット「Dialog Play」を活用して、ユーザーの発言に共感し傾聴することで日々の不安軽減を支援するAIチャット「ふう」の実証実験を開始したことを発表した。

  • 共感AIチャット「ふう」の利用イメージ

    共感AIチャット「ふう」の利用イメージ

共感AIチャット「ふう」の特長

「ふう」は身近な人には話しづらい悩みや不安を募らせているユーザーがその内容を入力することで、共感的な反応と思考の整理を促す問いかけを行う。これにより、ユーザーの気持ちの切り替えや言語化による自己理解、安心感の醸成につなげ、穏やかな気持ちをもたらすという。

同社の生成AI搭載のチャットボット「Dialog Play」を活用することで、独自のAIデータベースを使ったユーザー発言内容の判定や、プロンプトの自由な組み合わせにより、生成AIだけでは達成しづらい細かなAI発言の調整が可能とのことだ。

「ふう」利用により期待できる効果

「ふう」での会話を通して感情を落ち着けることで気持ちをリフレッシュし、思考を切り替える効果が期待できるという。また、「ふう」がユーザーの言葉にしづらい感情や不安を言語化するよう促すことで、不安の原因を探り思考の整理を支援する。いつでも否定せずに聞いてもらえる相手を提供し、慢性的な不安感の軽減をサポートする。

「ふう」は無機質なAIチャットではなく「田舎のおばあちゃん家のネコ」をモチーフとした親しみやすいキャラクターを採用。キャラクターとの会話を通して、日々の生活における出来事を共有できる。

メンタルヘルス関連アプリの分野でもっとも幅広く用いられている認知行動療法ではなく、クライアント中心療法の傾聴技法を用いることで自己洞察を促す会話を行う。