メッセージサービスを提供するTelegramが3億3000万ドルを調達したもようだ。同社の創業者兼CEOのPavel Durov氏が、自身のTelegramチャンネルで発表したという。

9億人のユーザーを抱えるTelegram

Telegramは、ドバイを拠点とするロシア出身のDurov氏が兄弟で開始したチャットサービス。秘匿性が特徴で、ユーザーは9億人ともいわれている。

報道によると、Durov氏は債券販売を通じて3億3000万ドルを確保した。募集に対して応募が多く集まり、その中には高く評価されているグローバルファンドも参加しているそうだ。どの金融機関が参加したのかについては触れていないという。

債券の条件は同社にとって、これまでで最も有利なものだったという。TechCrunhによると、発行価格は91ドルで、前回募集時の78ドルから13ドル上回った。債券の現在の利回りは7.7%で、満期は2026年もしくは同社のIPOに設定されているとのことだ。