Pythonエンジニア育成推進協会は3月6日、2027年6月にPython関連の試験を開始して以来、6年8カ月で累計受験者数が2024年2月末日時点で累計受験者数が50,990名に達したことを発表した。

提供しているPython関連の試験

同協会が提供している試験は以下の通り。

Python 3 エンジニア認定基礎試験(Python基礎試験)

Pythonの基礎試験で、合格率は76.0%。最近は学生によるPython教育や中高年のリスキリング学習の一環での受験傾向が多く、個人での受験が多いことから、27.6%と資格手当を得ている人の割合が少なくなっている。

Python 3 エンジニア認定実践試験(Python実践試験)

合格率は48.6%と、最上位試験にしては高い値となっている。これは、一般的に資格手当の付与率と相関関係があり、企業による資格手当の付与率が増加していることに起因しているという。

Python 3 エンジニア認定データ分析試験(データ分析試験)

資格手当有が増えると合格率も高くなる傾向があり、資格手当あり(62.2%)と合格率(81.5%)のいずれも高い値ととなっている。これは企業によるDX推進やデータ活用の増進によりデータ分析の人材育成が増えていることの現れだという。

累計受験者数5万人達成の背景

同協会は、Python関連の試験の累計受験者数が5万人を達成した背景について、次のように説明している。

「Pythonは現在、AIや機械学習、ビッグデータやデータ分析、各種自動化、Webにおいて中心的に使用されている技術として普及している。さらに、今後ますますニーズが高まると予想されている。そのニーズをとらえた先進的な企業や、学生、リスキリングに興味がある中高年の方々を中心に学習意欲が高まり、学習の習得度のチェックに活用された結果、早期の5万人受験達成を実現したと考えられる」