エクサウィザーズのグループ会社であるExa Enterprise AIは2月8日、法人向けのChatGPTサービス「exaBase 生成AI powered by GPT-4」(以下、exaBase 生成AI)と、コンテンツクラウド「Box」との連携を開始することを発表した。Box連携については2024年3月より利用可能。

これにより、exaBase 生成AIから、Boxに格納している自社ファイルを活用して独自の利便性の高い対話や情報を生成できるようになるという。今回の連携は、Boxユーザーにとっての課題解消や付加価値向上に寄与するAPI(Application Programming Interface)連携機能を備えたソリューション群「エコシステムソリューション」に登録されている。

Boxとの連携で可能になること

exaBase 生成AIは、企業内で利用する独自のファイルを管理者がアップロードし、その内容を基にした対話や生成を行う「データ連携」の機能を提供している。今回のBoxとの連携によって、exaBase 生成AIはBoxに格納しているデータを取り込んで対話や情報の生成が可能となる。各企業がBox上に蓄積してきたデータ資産を活用できるとのことだ。

Boxはフォルダやファイルに部門や利用者ごとのアクセス権を付与するなど、セキュアな運用に対応する。exaBase 生成AIもBoxのアクセス設定に対応し、対象とする権限を持つファイルやフォルダのみを取り込んでデータ連携機能によって生成AIを利用可能だ。

  • exaBase 生成AIとBoxの連携イメージ図

    exaBase 生成AIとBoxの連携イメージ図