クルマの出張修理・整備のSeibii、Buddicaと新会社を設立して中古車販売事業に進出

クルマの出張修理・整備を展開するSeibii(セイビー)はこのほど、Buddica(バティカ)との共同出資による新会社バディカダイレクトを設立した。ネットでの中古車販売事業に進出し、透明性の高い中古車販売の実現を目指す。

SeibiiとBuddicaは共同出資により設立した新会社バディカダイレクトによる、中古車販売サイト「Buddica DIRECT」の運営を開始した。新会社の設立は、両社ともに初の試みとなる。

バディカダイレクトの代表取締役社長は、Buddicaの代表取締役社長である中野優作氏が就任した。取締役には、Seibiiの創業者であり取締役の佐川悠氏が就任し、新会社の経営と事業推進、セイビーとの連携強化を担う。

Seibii、Buddicaともに「透明性」と「誠実さ」という企業文化が一致したうえでの設立となった新会社バディカダイレクトは、中古車販売における透明性と、顧客への誠実な企業姿勢を求め、コーポレートスローガンに「ダマさないから、ネットで売れる」を掲げる。

「ダマさない」と言い切ってしまう覚悟こそがバディカダイレクトの独創性と先進性であるとし、ネットでの車販売であっても、販売スタッフが「実名」「顔出し」で対応。対応履歴をSNS上などに残し、販売トラブルになるケースが多い「言った・言わない」を回避する。

販売から納車までをITの技術で進行するが、顧客の元をセイビーの整備士が訪問し、定期的な整備や修理にも対応するという特徴も備える。ネットでの車の販売は他社でも1部実施しているが、整備士がアフターメンテナンスにも責任を持って対応するビジネスモデルは国内初の試みといえる。

2024年は、年間1000台の販売台数達成を見込んでおり、将来的にはバディカダイレクト単独での株式上場も視野に入れて業務に邁進する考えを示した。