パナソニック プロダクションエンジニアリング(PPE)は1月22日、製造業向けのMES(Manufacturing Execution System:製造実行システム)ソリューション「MP(Manufacturing Processes)-Connect(エムピイコネクト)」に、パナソニック コネクトの顔認証技術を導入したパッケージを提供開始すると発表した。

  • MESソリューション「MP-Connect」に顔認証技術を導入

    MESソリューション「MP-Connect」に顔認証技術を導入

PPEが提供する「MP-Connect」に顔認証技術を導入

PPEは製造業向けに30年以上にわたり国内外の製造工場で培ったノウハウをMP-Connectパッケージとして2023年4月より提供を開始している。

具体的には、MESの基幹となる、生産資源などの「工場管理」、生産の作業手配などの「作業指示」、工程管理などの「製品管理と制御」に加え、在庫やエネルギー管理などの「スマート工場機能」を1つのソリューションとしてまとめている。そして今回、このMP-Connectに作業者の記録要求に対応できる、顔認証技術を導入した作業者認証機能を開発した。

作業者情報の記録、なりすまし防止も

同機能は、顔認証で作業者の本人確認の後、認証された人のみが対象作業の実施や、作業者情報を正しくデータとして記録・蓄積できる。また、作業者のなりすまし対策にも対応している。MP-Connectの機能強化により、MES導入を促進し、モノづくり現場のDXを加速させていきたい考えだ。