東京センチュリーは12月25日、ドローン事業を展開するテラドローンに出資し、業務提携を結ぶことを発表した。

「空飛ぶクルマ」を開発するテラドローン

テラドローンは世界11カ国において、測量・点検・運航管理・農業の分野での空飛ぶクルマやドローンなどのエアモビリティの開発・ソリューションを提供している。

測量、点検、運航管理の各分野における案件数は累計で3000件以上にのぼり、点検分野では、自社開発の超音波非破壊検査用のドローンが船舶点検方法として国際船級協会（DNV）からの世界初の認証を取得。

また、運航管理においては、世界8カ国にANSP航空管制サービスプロバイダー向けのドローン用の運航管理システムを提供しているユニフライを子会社化するなど、今後ドローンや空飛ぶクルマが普及した際に、さらに重要になると考えられる領域においても事業を展開している。

省人化・効率化につながるドローンソリューションを

日本国内において、災害などによるインフラの建設ニーズや、老朽化に伴う点検ニーズが増加する一方、少子高齢化の進展による人手不足と作業員の高齢化が深刻な課題となっている。

テラドローンは測量事業において、幅広い業界に対して3次元測量や計測サービスなどを提供してきました。また、点検・運航管理・農業事業においても、国内外で積極的に事業を展開している。

東京センチュリーは、今回の出資と業務提携を通じて、テラドローンの幅広いドローンソリューションの展開を加速させることで、今後、省人化・効率化につながる新たなビジネスソリューションの創出を目指す。