NTTデータグループは11月29日、AIを活用した生産性ツールおよびオーケストレーションエンジン「Copilot for Microsoft 365」をグローバルで提供開始したことを発表した。同グループとMicrosoftは企業の業務にAIで変革を起こすことで、ユーザー体験を向上させる新しい方法を開発するために協力するという。

Copilot for Microsoftは、OpenAIが開発したGPT-4などのLLM(Large Language Models:大規模言語モデル)の機能を持つアプリケーション群。Word、Excel、PowerPoint、Outlook、Teams などのMicrosoft 365アプリと連携して文章要約や資料生成など業務の効率化を支援する。

NTTデータグループは、ユーザーがデジタルワークプレースにおける生成AIの可能性を理解し、Copilot for Microsoft 365の準備と成熟度評価を行えるようにするため、3週間のアドバイザリーワークショップを提供する。成果物には組織の準備状況リポート、ユースケースとペルソナ、パイロット計画、ロードマップ、推奨事項が含まれる。

また、Copilot for Microsoft 365の生成AI機能を電話会議ソリューション使用するプロセスを理解するための「Cloud Voice Readiness Assessment Workshop」も提供する。これには、ユースケースとシナリオのデモンストレーション、推奨事項などが含まれる。

加えて、Microsoft Teams でCopilotのサポートサービスを受けられるようになる。Essentialsサービスでは、NTTデータグループの専門家がクライアントのIT専門家と協力しながら、ユーザーが資産を管理できるように支援する。Premiumサービスオプションでは、プロアクティブな監視やフルサービス管理、SLA(Service Level Agreement:サービスレベル合意)に基づく運用を提供する。