コンカー、PASMO協議会、パスモの3社は11月29日、コンカーの提供する経費精算・管理クラウド「Concur Expense」とPASMOの利用履歴を連携した近隣交通費精算の自動化に向けたサービスの提供の開始を発表した。

同サービスの提供開始により、Concur Expenseはすでに連携を開始しているSuica、nimocaと合わせ、発行枚数ベースで日本全体の約80%の交通系ICカードを網羅する経費管理クラウドとなり、今まで以上に多くのビジネスパーソンの旅費精算における業務負荷軽減を実現することができるという。

同サービスは、鉄道やバス乗車の際、PASMOを利用すると、最短で乗車翌日にPASMOの利用履歴データがConcur Expenseに自動連携される仕組みとなっている。Concur Expenseユーザーが旅費精算を行う際、リーダーなどにPASMOの利用履歴を読み込ませる作業が不要となり、申請漏れ防止に加えて入力業務負荷を削減することが可能。

データの改ざんは不可能であり、誤入力などもない状態で申請されるため、承認者・経理部門のチェックの負担が大幅に軽減するという。

  • PASMOデータサーバーと「Concur Expense」 連携イメージ

    PASMOデータサーバーと「Concur Expense」 連携イメージ

サービスの対象となるのは、カード、モバイルPASMO、Apple PayのPASMOなどの記名PASMOで、12月8日からサービス開始が予定されている。