ルクセンブルクArtec Europeの日本法人Artec 3D(Artec 3D Japan)は11月22日、次世代全自動卓上型3Dスキャナ「Micro II」を発表した。
同3Dスキャナは、1300万画素の4台のカメラを活用することで、1秒あたり100万ポイントのデータを取得しつつ、前世代モデル「Micro」の2倍となる5μmの3D精度を実現している(SDモードの場合。次のアップデートとなるArtec Studio 19で導入される予定のHDモードでは2.5μmに引き上げられるとしている)ほか、再現性もスキャンごとの誤差2μm未満を実現。また、体積キャプチャ範囲は前世代比18.5倍の6000cm3(20cm×20cm×15cm、Microは9cm×6cm×6cmの324cm3)に拡大させており、より大型のオブジェクトのキャプチャが可能になったともしている(重量は2kgまで)。さらに、ISO 12836の認証を取得しており、歯科分野での活用も可能としている。
なお、同社では同3Dスキャナについて、リバースエンジニアリングや品質管理、品質検査、歯科用器具、貴金属、設計および小規模のオブジェクトといった高精度なデータ取得が求められる分野に最適な3Dスキャナだと説明している。