みずほフィナンシャルグループのみずほ銀行およびみずほリサーチ&テクノロジーズと、東京都八丈町は11月14日、八丈島のスマートアイランド化とサステナブル・アイランド化推進の一環として、NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)、アイラと共に、高齢者などスマートフォンを持たない人もデジタル技術の恩恵を享受できるよう地域住民向けにスマートディスプレイを活用した事業を開始することを発表した。

この事業は東京都の「東京宝島 サステナブル・アイランド創造事業」の枠組みを活用して、行政からの情報発信の高度化と高齢者らの見守り機能の有効性を検証し、行政のデジタル化を推進するものだという。

  • 参画する各社の役割

    参画する各社の役割

今回の事業では、将来的にデジタル社会に取り残される可能性がある高齢者などを対象に、直感的な操作が可能なスマートディスプレイ専用端末を配布する。行政情報や防災情報、日々の生活に関連した情報、町のイベント情報などを配信し、利用者と行政のコミュニケーションの高度化を図るという。

  • 配布するディスプレイ

    配布するディスプレイ

また、利用状況を基にした見守り機能やビデオ通話機能などを活用することで、地域における見守りの担い手と利用者とのコミュニケーションを支援する。

  • 見守りのイメージ

    見守りのイメージ

対象となるのは在宅で介護サービスを受けている人や、フレイル・プレフレイルの人、独居高齢者や高齢者世帯等で見守りを必要とする人、またはデジタル機器の操作に不慣れな人などだ。