NTTドコモ(以下、ドコモ)とスマートニュースは11月14日、ニュースアプリ「SmartNews」での「dアカウント」連携によるdポイントの利便性向上や、ドコモの端末向け「SmartNews for docomo」の提供、およびパートナー企業向けのマーケティングソリューション開発などを通じた広告事業の発展に向け、業務提携契約を締結したことを発表した。

今回の提携により、2024年1月をめどに、SmartNewsアプリにdアカウントでのログインが可能となり、dアカウントを使ったキャンペーンへの参加に対応するほか、SmartNewsアプリのクーポン利用時にdポイントが付与されるなど、SmartNewsアプリの利用体験向上を目指す。

  • 協業の概要図

    協業の概要図

ドコモは2024年春をめどに、同社が運営するニュースアプリ「マイマガジン」をアップデートし、「SmartNews for docomo」へと移行する。SmartNewsアプリが持つ3000以上の提携媒体からのさまざまなコンテンツやクーポン、雨雲レーダーなどの機能をSmartNews for docomoで利用できるようになる。同アプリはドコモのAndroid端末へのプリインストールも予定しているという。

さらに両社は、スマートニュースのクーポンサービスとdポイントのキャンペーンを掛け合わせた新たなマーケティングソリューションの共同開発にも着手する。具体的には、データやニュースアプリの機能を活用した広告プロダクトとなる予定。日々進化する多様なマーケティングニーズに応える商品やサービスを法人向けに提供するとのことだ。

また、既存の広告事業においても、スマートニュースのマシンラーニング技術とドコモが保有するデータを活用して、広告プロダクトの強化を共同で推進するとしている。