富士フイルムビジネスイノベーションは10月19日、同社のフィロソフィーであるCHX(Customer Happy Experience)を実現するためのソリューションの第二弾として、既存システムを生かしたDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援するクラウドサービス「FUJIFILM IWpro」(フジフイルム アイダブリュ プロ)を11月6日より日本およびアジア太平洋地域で提供開始することを発表した。
同サービスは中堅・中小企業を中心に広く展開するという。クラウド上のワークスペースに、紙やメール、FAXなどで受け取る情報と、データ化してから加工し送信するまでの一連の業務を集約している。これにより、ワークスペースを起点にさまざまな既存システムをつなぎ、社内外のメンバーによる情報共有と協働を支援する。
また、ワークスペース上ではチームメンバーとのチャットも可能だ。作業ナビゲーション機能も備えるため、ボタンをクリックするだけで共有されている手順に沿って作業を進められる。ワークスペース上ではさまざまなパートナー企業の業務システムと連携の連携にも対応しており、すでに導入している既存の業務システムを使いながら業務が可能だ。
将来的には、クラウド上に蓄積された業務データや履歴を可視化し、分析できるようにすることで、さらなる業務プロセスの最適化と企業の成長を支援する機能も追加予定のようだ。