NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)とNTTドコモは10月12日、愛・地球博記念公園の園内道路において、自動運転の社会実装を見据えた実証実験を10月24日から開始することを発表した。実証では、障害物および路上停車車両の自動回避について確認する。
また技術検証以外にも、実際の自動運転バスの運用を想定して、園内を走行する他車両との走行ルールの策定に向けた検討、および、緊急時の対応シミュレーションにも着手する予定。
実証においては、走行ルート上に園内管理道路において想定される障害物を設置し、車載センサーで検知して自動で回避できるかを検証する。障害物として設置するのは、木や枝などの自然落下物を模した小型の障害物と、管理用車両を模した車体だ。自動回避における課題を抽出することで、自動走行技術の向上を図る。
また、無人自動走行時には車内に運転手や乗務員が不在であるため、ルートと配車時間を遠隔管制システムから設定しダイヤ通りに運行できるかを確認する。起伏や樹木が多く電波環境が悪い条件下においても円滑に音声や映像を通信するための課題を抽出する。