Veeam Softwareは9月22日、日立製作所との戦略的提携を発表した。これにより、データ保護・管理用ソフトウェアプラットフォーム「Veeam Data Platform」を含めたワンストップサポートサービスを日立から顧客に提供できるようになる。また、今回の日立との契約は、Veeam にとって世界初のOEM(Original Equipment Manufacturing:自社ブランドの製品の製造を他社に委託する契約)サポート契約となる。
今回の提携で、日本国内の顧客はハードウェア・仮想基盤・OS・ミドルウェアなどの包括的なサポートサービスを日立に依頼できるようになり、これにより、顧客は複数のチャネルを横断することなく日本語による24 時間365日でのサポートが受けられるようになる。
「Veeam Data Platform」は、Foundation、Advanced、Premiumの3つのエディションから構成されている。すべてのエディションにはVeeamの主力製品である「Veeam Backup & Replication」とインスタントリカバリが含まれる。また、AdvancedとPremiumには、監視、分析、復元などのデータ回復機能が提供されている。
「Foundation Edition」は、500 以上の新機能と拡張機能を追加したVBR v12による業界最高水準のデータ保護を提供する。 「Advanced Edition」は、Veeam Backup & ReplicationとVeeam ONEを組み合わせて、プロアクティブな監視と観測性を提供するほか、バックアップまたは復元で起こり得る問題を事前に特定し、解決することができる。
「Premium Edition」では、Veeam Backup&Replication、Veeam ONE、Veeam Recovery Orchestrator(VRO)を備え、エンタープライズ向けに最上級の先進的データ保護と復元機能が提供される。同エディションでは、Advancedの機能に加えて検証を自動化しワンクリックで信頼性の高い復元と完全なデータ回復力を提供しながら、ほぼゼロの回復点目標(RPO)を持つ複雑なデータ回復プロセスの完全自動化を備えている。