米Veeam Softwareは7月18日(現地時間)、米マイクロソフトと提携し、同社から新しく提供開始される「Microsoft 365 Backup」サービス上で、「Veeam Backup for Microsoft 365」をバックアップAPIを介して連携することを発表した。
これにより、同社はバックアップ、リカバリ、ランサムウェア対策、事業継続を強化する新機能をユーザーとパートナーに提供できるようになる。
Veeam Backup for Microsoft 365」は、「Microsoft Exchange Online、「SharePoint Online」、「OneDrive for Business」、「Microsoft Teams」を含むMicrosoft 365に関連するデータを紛失するリスクを軽減する。
具体的には、Amazon S3、Azure Blob、IBM Cloud、またはS3互換プロバイダなど、オンプレミスでもクラウドのオブジェクトストレージなど、あらゆる場所にOffice 365をバックアップできる。
また、ユーザーがビジネスクリティカルなデータを所有し保護する「責任共有モデル(Shared Responsibility Model)」を反映している。
現在、バックアップAPIを介した「Veeam Backup for Microsoft 365」と「Microsoft 365 Backup」の連携作業が行われている。Microsoft 365 Backupサービスが利用可能になってから90日以内に、更新版の一般提供が開始される予定。