米Red Hat.と米Oracleは9月20日(現地時間)、協業を拡大し、その一環として、ハイブリッド・クラウド・アプリケーション・プラットフォーム「Red Hat OpenShift」がOracle Cloud Infrastructure(OCI)で実行可能になると発表した。

OCI上のRed Hat OpenShift は、「OCI Compute」の 仮想マシンやベアメタル・インスタンス上で実行される、Red Hat OpenShift Platform Plus、Red Hat OpenShift Kubernetes Engine、Red Hat OpenShift Container Platformの動作保証済み構成を使用し、顧客が管理するインストールをサポートする。

オンプレミスのデータ・センターでRed Hat OpenShiftを実行している顧客、本番ワークロードを含め、これらの環境をより簡単にOCIに移行することが可能になる。

今回のOCI上のRed Hat OpenShiftの動作保証とサポートは、2023年1月に発表された、動作保証されたオペレーティング・システムとしてOCI上で実行されるRed Hat Enterprise Linuxの提供に次ぐもの。

現在、Red Hat Enterprise Linuxは、OCIの仮想マシンに加えて、OCIのベアメタル・サーバやOracle VMware Cloud Solution上のワークロードも動作保証しており、一般提供開始以降にはOpenShiftの動作保証も予定されている。

さらに、顧客はRed Hat Enterprise Linuxサブスクリプションの一部として利用可能なRed Hat Enterprise Linuxイメージ・ビルダーを使用して、OCI用にカスタマイズされたRed Hat Enterprise Linuxゴールド・イメージを作成し、幅広いアプリケーション・ワークロードとセキュリティ・コンプライアンス要件に対応できる。