日立製作所は9月19日、as a Service型ITプラットフォームである「EverFlex from Hitachi」において、ハイブリッド・クラウド・ソリューションのポートフォリオを拡大し、パブリック・クラウドとシームレスに連携可能というオンプレミス基盤を、同日より順次提供開始すると発表した。
具体的には、これまで提供してきたデータ基盤を中核とするITプラットフォームと、金融や社会インフラなどミッション・クリティカルな基幹システムのクラウド利用で培ってきたシステム・インテグレーションや運用の知見・ノウハウを、仮想化基盤やワークスペース基盤など10種類のポートフォリオに分類し展開する。
ユーザー企業、パブリック・クラウドとの連携で顕在化する課題に応じ、これらのポートフォリオから各種サービスを選択することで、適切なas a Service型ITプラットフォームを迅速かつ柔軟に利用でき、課題を解決できるとしている。
また、SRE(Site Reliability Engineering)の手法に基づき、システム全体の可視性向上や運用自動化を支援するという「Hitachi Application Reliability Centers(HARC)」を組み合わせることで、変化し続けるユーザー企業のアプリケーションも含むクラウド運用の継続的な改善を支援する。
オンプレミス基盤をパブリック・クラウドとシームレスに連携するには、レガシーからの脱却、ハイブリッド・クラウドの活用、開発・運用環境のモダナイゼーションなどのフェイズにおいて浮上する複雑な課題を解決する必要があるという。
これらの課題の解決に向け、同社がこれまで提供してきたデータ基盤を中核としたITプラットフォームと、ミッション・クリティカルな基幹システムのクラウド化におけるシステム・インテグレーションや運用で培ってきた知見・ノウハウを分類し、ポートフォリオを10種類に拡大したとのこと。
ユーザー企業は、課題に応じてこれらのポートフォリオから各種サービスを選択・利用することで、迅速かつ柔軟に課題を解決できるとしている。
同時に、パブリック・クラウドとのシームレスかつセキュアな連携の強化に向け、仮想化基盤を拡充すると共に、ワークスペース基盤を追加する。
価格はいずれも個別見積で、提供開始時期は仮想化基盤が10月2日、ワークスペース基盤が10月16日。