DigitalBlastは9月14日、三井物産と国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」の後継機となる日本モジュールの保有・運営事業の事業化調査にあたる技術支援に関する契約を締結したことを発表した。

三井物産が事業者として選定された宇宙航空研究開発機構(JAXA)の「民間主導の地球低軌道有人拠点事業における米国商業宇宙ステーション接続型日本モジュールの概念検討」にパートナー企業として参画したことを踏まえたもので、DigitalBlastでは、将来の日本モジュールがもたらす技術、社会、科学的なインパクトの検討や、公的利用向けサービスの要求機能の取りまとめを行っていくという。

同社はすでにISSでの設置・運用を目指す小型ライフサイエンス実験装置「AMAZ(アマツ)」をはじめとした宇宙実験装置の開発や、三菱重工業にて「きぼう」の開発初期から携わりプロジェクトマネージャー経験もある竹内芳樹氏を顧問に招く形で、ポストISSに向けた日本の民間主導での宇宙ステーション構築の検討などを行ってきており、そうして培ってきた経験や知見、ノウハウを今回の調査に生かす形で技術的なサポートを行っていくことで、今後の成長が期待されるLEO(Low Earth Orbit:低軌道)経済圏の構築に貢献していくとしている。